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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

新年度がはじまりましたね
新年度のスタートは、オリエンテーションや履修を主とした各種登録など、学生だけではなく教員もバタバタするもんです。
しかも今年度は教学関連の担当となったため、いきなり右往左往してます(苦笑)

しかも春休みでリセットされた体は、2ヶ月ぶりぐらいの講義に戸惑っていて、4コマある木曜日はグッタリしちゃいます。さすがに90分×4コマ分も喋ってれば、話好きの私でも家に帰れば無言になるもんです. . .

それでもやっぱり新しい学生を迎えられる新年度は私もどこかウキウキするような心持ちになります♪

長期休業中は調査や研究に集中できる!と思いつつも意外と雑務も多くて時間があるようでない上に、色々なことができると思っていると色々なことが中途半端だったりと、なんとなくしっくりこない。教壇に立ち、講義をして、学生と接する。講義の準備のため慌てて文献を漁りながら、毎年内容をアップデートしていく. . . この毎日を繰り返さないと、なんとなく落ち着かない体になりました。

まだ大学教員になって7年目の若造ですが、「自分は研究者なんだ」と変に固執してた当初より、研究と教育のバランスが自分の中で徐々に取れてきたのかなと思う今日この頃です。



そして、アートの専門学校の非常勤もはじまりました。ここは専門学校で博物館学芸員資格課程を設置した老舗で、私は必修科目である博物館経営論を担当しています。大学では半期2単位(15コマ相当)の科目ですが、専門学校の場合は通年で24コマ相当のボリュームが必要となります。

この大学より長い時間を利用して、私は最初の4回分ぐらいは経済学や経営学の基本的な部分を教えます。市場メカニズムの基本構造やビジネスにおける川上から川下へと至る事業活動の流れなどです。こうした基本的なお金の動き(流れ)や仕事の実際を前提条件として分かっていなければ、博物館経営の独自性を正しく理解することができないと思うのです。

こうした基本的な理解に加え、博物館に限らないパブリックマネジメントや文化政策・文化経済学を下敷きにした上で、博物館経営というものをしっかり学んでいかないと「自己収入が低すぎる(=経営努力が足りない)」「民間企業なら赤字だ」「貴重なモノを持ってるんだから税金を投入するのが当たり前なんだ」という短絡的な結論になってしまうと思っています。

博物館経営論の単位拡充(1→2)がなされ、博物館における「経営」の重要性が認識されましたが、その学びの中身についてはまだまだ多くの議論が必要だと思います。私も試行錯誤中ではありますが、今年の履修生に良い知見をお届けできるよう努力したいと思います。

実は例年に授業アンケートを取ると、最初にやるガチンコの経済学や経営学の部分が一番面白い or ためになったという感想が多いのは、痛し痒しな感じです(苦笑)
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