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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

中川一政先生を語る会
今日は、お招きいただいた中川一政先生を語る会に出席しました。

最近はめっきり現代アートばかりですが、私も元々は典型的な西洋近代絵画からアートに興味を持ちはじめたので、中川一政は真鶴の縁を差し引いても好きな画家でした。

昔、中川一政美術館を何度か訪れる中で、制作風景を記録した動画や油彩以外の多彩な作品にも触れ、ますます好きになっていくと同時に、ベレー帽を被った写真や(失礼ながら)偏屈のように思えるエピソードの数々がいわゆる巨匠としてのステレオタイプのイメージを作っていったことも事実でした。

しかし、今日、入江観先生をはじめとする中川先生と親交のあった方々を話を伺うと、いたずら好きのとってもチャーミング(死語だけどこの言葉がピッタリ)な一面が垣間見え、単なるイメージの巨匠から一人の人間としての中川一政を知ることができました。

いま茅ヶ崎ゆかりの人物館のアドバイザーとして「人」にまつわることをコレクションしていく使命を抱えている身として、今回の語る会はとても勉強になりました。

《駒ケ岳》を見ると溢れるようなエネルギーを感じますが、今日のスピーチで「静けさも感じる」と評している方がいました。朝の番組に出演することになり、夕方に録画をする際、頑なに決まり文句の「おはようございます」を言わなかった嘘をつけない真面目な一面を知ると、なるほどと思う部分もあります。

もちろん絵画を楽しむのに、作者の人柄まで知っている必要はありませんが、このような語る会によっていつまでも作家とその作品を大切に守り楽しんでいくというのはとても面白いと思った次第です。

お招きいただいた真鶴町の関係者の皆様、主任学芸員の新井さん、心より御礼を申し上げます。中川一政美術館のますますのご発展を心より祈念しております。


さて、残念なことが2つほど。

ひとつはとっても素敵で美味しいケータリングを用意してくれた真鶴のおしゃれカフェ「蛸の枕」さんの料理を全然楽しめなかったこと。14:00〜16:00という時間設定だったので、たぶん軽食ぐらいだろう&あんまり中途半端な時間に食べると夕食がキツくなると思い、立ち食い蕎麦でサッと掻き込んでいったら、まあ見目麗しい料理の数々が...

小食な私は全然食べれなかったです。

もうひとつはトンボ帰りだったこと。預かってた荷物を置きに実家に寄ったぐらいで、滞在時間=ほぼ語る会の実施時間でした。
今日は空気がとっても澄んでいたのか、中川一政美術館への道中、熱海方面の海へ目をやると伊豆七島まで見えました。海もとってもキレイで港を見下ろすと、まあなんとも言えない最高の風景です。

中川一政が居を構える理由も分かりますね。3月中旬は次年度の準備のため少し外仕事を控えているので、一週間ぐらい実家に戻って仕事をしようと画策しています。真鶴で講義の準備や執筆関連、それと研究計画書を整えたりしたいなと。西湘地域の皆様、その際はぜひお相手してください!
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