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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

2014
今年もお世話になりました。

今年中に終わらせなければいけない大きな仕事をやり残しているので、年を越す気になれない(越せる気がしない)31日です。
そんな状態なので、2014年を簡単に総括したいなと。

2014年は、研究面では「芸術祭の調査」に焦点を絞ってきました。

混流温泉文化祭(静岡県)


いちはらアートミックス(千葉県)


札幌国際芸術祭2014(北海道)


土湯アラフドアートアニュアル(福島県)


逗子アートサイト(神奈川県)


横浜トリエンナーレ(神奈川県)


するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ2014(静岡県)


そして、真鶴まちなーれ(一応末席に入れさせてください)



全部で8つの芸術祭を見てきて思ったのが、後発組の中にはコンセプトや狙いが明確でとても差別化または特異性を意識しているなと感じます。

それと、アーティストの創造性や鑑賞者の自由な解釈を阻害するようなことを慎まなければいけませんが、やはり主催者側が芸術祭をやる意義や狙いといったものをしっかりと持っている必要があるなと。

それは、ディレクターのキュレーションテーマではなく、そもそもの「芸術祭をやる意義」です。
特に、公的な資金が投入される場合は説明責任という観点からも必要不可欠だと思います。

そうして全体を見てみると、果たして芸術祭である必要があるのかな?その投資額をそのまま別の事業にまわした方が、よっぽど効果的なことができるんじゃないかな?と感じるものもあります。

引き続き芸術祭の調査は、博物館の地域連携、ひいては博物館の外部効果(私の研究的には「外部志向的戦略」)として研究したいと思います。



そして、もうひとつは「現場」でお仕事させていただく機会を得たことです。

真鶴まちなーれの総合ディレクターとして実行委員メンバーの皆さんと一緒に仕事できたのは大変だったけど楽しかったし勉強になりました。

作品点数も少なく芸術祭と銘打つにはお恥ずかしい(図々しい)ところもありましたし、運営上至らない点も多くありましたが、「真鶴」にとって少しかもしれませんがプラスがあったのではないかと思っています。

真鶴という特異な景観の町そのものが大きなアートであり、それを巡る町歩きが重要な要素であるというコンセプトは伝わりづらいところもあったと思いますが、これがしっかりできれば「真鶴」という小さな港町のブランド化にもつながるのかなという淡い期待もあります。

一緒にディレクターを務めてくれた奥本さん、実行委員のメンバー、サポートしてくれた町役場の皆さん、ご寄付いただけた協賛企業各社、支えてくれた町の事業者の皆様、学生のボランティアスタッフたち、そして町に彩りを添えてくれたアーティストの皆さんと一緒に楽しんでくれた来場者及び町民の皆様、この場にて改めて御礼申し上げます。

実は、もうひとつ「現場」で大変面白い仕事を現在進行形でさせていただいております。
それは年明け一回目のエントリーで報告させていただきます。

皆様、2015年もどうぞ生温かい目で見守ってください。


今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。
 
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