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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

戸田幸四郎絵本美術館
 私は自分がそれなりの親バカ…もといイクメンだと思ってます(なんの宣言なんだか…)


子どもと一緒に楽しめる企画展やミュージアムは日々探してるし、熱海は母方の実家があるのでよく知っているつもりでしたが、ここは知らなかった…





売りは「ロケーション」と「キレイなお庭」。庭では貸出絵本を持っていき、芝生の上で読むこともできます。

しかし、ロケーションといってもこの立地は半端じゃないです!

まずバスは美術館の開館時間に間に合うのは3便しかなく、現実的には車しかアクセスの手段がありません。美術館サイト内にある「車で来る方のための詳しい道案内」は冗談か!と思うような長さ&丁寧さですが、ここまでしないといけない理由が確かにあります。


「ホントにこんな山の中に美術館があるのか不安になった!」


美術館の公式HP内でこんな声をわざわざ書いてあるのも納得です。地方には時にこんな立地というマネジメント要素を度外視したような館も少なくありません。

もちろん、そんなマイナスな立地を補って余りある要素があれば問題ないわけですが。


この美術館は元々料理研究家の別荘だったそうで、辺鄙な場所の分、眺めは良いです。またお庭にBBQができそうな釜の後があったのも合点がいきました。


美術館は戸田幸四郎が「シンプルで美しい」というコンセプトの元にすべてをデザインしたそうです。子ども向けにしてはやけに意匠や仕掛けが少ないのも納得です。子どもだから壁に赤とか黄色とか使えばいいんでしょっていうのとはちょっと違います。

庭も遊具と言えるのようなものはなく、虫の彫刻が2つと美術館のシンボルにもなっている戸田幸四郎のカエルの噴水だけです。


それでも十分楽しんでいる感じのわが子♪


美術館自体はこじんまりとした子どもと一緒にまわるには良いスケール感だと思います。

絵本美術館ということで、どうしても展示手法については工夫の限界がありますが、DVDコーナーもあったりします。ちなみに朗読している声優さんが波平さんだと気付いてしまった後はいつ「おい!カツオ!」と言われるか気が気ではなかったですが、さすがプロの朗読はひと味ちがいます。


熱海という観光地自体にも言えることですが、昔のように大型バスで集客するような観光ではなく、個人で情報を収集し、自分で旅行を企画するようになった現代のスタイルにおいては、このようなミュージアムも独自性を打ち出して集客することができると思います。

特に、博物館と比較して家族で楽しむことができる美術館というのは館種等が限定されるので貴重です。


たまには美術館でも周りを気にせずワイワイ楽しみたい☆

ちなみにお庭へ下る傾斜がかなり厳しいので、女性は履物によっては足下注意です!
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