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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

museum+公開研究会【報告】
 先日、宣伝させてもらったmuseum+公開研究会の報告です。


なんと従来のメンバーも含め20名を超える参加者が集まりました!素晴らしい!
でもいつも5人前後のゼミ形式でやっているので少々戸惑ってしました(汗)


前半部はメンバーの平野くんのオーガナイズでアンカンファレンスを実施。

私はアンカンファレンスというワークショップ手法?を知らなかったので、平野くんに丸投げ状態だったのですが、各セッションとも話は盛り上がっていたようです。


最近、対話型鑑賞で活躍中の平野くんの仕切り、さすがです。私にはあういう風にはできんです。


時間も短く、少々(というか、かなり?)消化不良だったとは思いますが、初対面の人も多い中で自由に話ができる場があるというのは良いと思いました。


その後は、私が「共創戦略」というテーマで発表させてもらいました。


まだ考察にすら至っていない段階なので「この経営学の理論をミュージアムに援用したい」という宣言で終わっただけです…来年度の学会発表を目指して、もっと研究を頑張ります。


その後、メンバーであり共同研究者でもある嘉村くんが勤務先の藝大を事例にアーカイブとその活用モデルを発表しました。


そして、新年意見交換会という名目の懇親会(=飲み会)。

意外とシャイな私は最初の座る位置を失敗し、幅広く参加者の皆様と話ができなかったです(しなかったわけではないです)。挨拶&名刺交換だけになってしまった方、申し訳ありません。でも次回は本番?の月例研究会でお会いできると期待しております。


突然ですが、私はこのmuseum+という場が好きです。理由は2つ。

1.研究だけでなく、実践への挑戦もやろうという姿勢

 私がこの道を選んだ理由は実際に日本のミュージアムを良くしていきたいという思いです。そのため私の研究はソリューションありきというか、常に実践へのフィードバックを念頭に置いてます。なので自分でも研究としてはいまいちな部分があることは分かってますし、院生時代に「コンサルの方が向いてる」と批判的に言われました。

 ですが、自分の未熟さは痛感しつつも姿勢はこのままで行きたいなと思っています。

 「研究者は納税者の税金で研究しているわけで、社会に貢献しなければならない」by セドリック・ヴィラニ(自称「数学界のレディー・ガガ)。私も同じように思いますし、理論と実践の往還がなければ理論だって良いモノになるとは思えません。現在の大学教員に求められる像も難しい理論をこねくり回すだけではなく、学生・社会のニーズに適切に対応できる人ですよね。

 そういう意味でmuseum+はゼミ形式の研究(月例研究会)を活動の中心としながら、自作のカードを使った子ども向けワークショップをやったり、一緒に視察に行ったり、共同研究したり、講演会を依頼していただいたりと実践も多く、机上だけではない有意義な勉強ができます。

 メンバーはみんなミュージアムに対するある種の危機感のようなモノを持っていて、なんとかしないといけないねと思っていると感じてます。私はその意識に好感を持っています。

2.学際的な研究コミュニティであること

 いまのメンバーにはざっくりと情報系・教育系・経営系の研究者がいます。もともと日本において経営学の分野でミュージアムを研究対象とする人はほぼ皆無です。テーマ的に近接だったり、ピンポイントで行政経営の方が論文書いたりなどはもちろんあります。でもやっぱり研究の蓄積は浅い分野だと言えます。こうした場合、やはり近接分野や博物館研究の枠組みの中で論じられる他の学問分野に学ぶところは大きいです。

 ボランティアの人材育成ひとつとっても、HRMなどの援用だけではなく、博物館教育ではボランティア育成をどのように考えているのか(取り扱っているのか)勉強になります。


 そんなこんなでmuseum+はなかなか良いところだと思います。個人的に居心地も悪くないですし、色んなメンバーから勉強させてもらってます。今回の公開研究会に参加していただいた方も、参加してないけど興味を持ったという方も、ぜひ連絡ください。基本的にクローズドの研究会ではありますが、新メンバー募集中です。

一緒に勉強しましょう。

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