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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

Bhutan考 3
 長崎・福岡出張の続きを書こうと思っていたのですが、ロイヤル・ウエディングと国王夫妻の来日で沸くこの状況をみて久しぶりにブータンのことを書きます。

実は目前に迫った論文の〆切に追われ、ブログを書いてる状況ではないのですが、まあ気分転換ということで…

それにしてもすごいブームのようですね。HISでも今年の5月からブータンのツアーを販売しているそうです。

アジアの秘境 幸せの国「ブータン」への旅
8日間:¥339,000〜389,000

どうやら5日間の滞在のようです。さすがに高いよねぇと声があるようですが、ブータンの旅は通常と異なり諸事情から一日あたり約2万円の公定料金が設定されているため高いのです。そこら辺は以前書いたブータン旅行記をご覧ください。


私自身、ブータンに行ってすっかりファンになったし、もっと多くの人がブータンに行ってファンになってくれれば嬉しいです。大人気になったブータン国王様は首都ティンプーで大事故があった際、「私の国民が心配だ」と病院まで駆けつけたという話も聞きました。本当に素晴らしい人だと思います。

ただ、前の記事にも書いたように表面的な部分だけをみて、「ブータンって世界一幸せな国なんだね」というのは少し楽観的なように思います。

GNHや国家禁煙などは中国やインドに挟まれた政情不安に注目を集めるパフォーマンス的な部分もありますし、急激な近代化ではなくソフトランディングを図るしたたかな政策も展開しています。しかし、それらを否定的に捉えている訳ではなく単純にうまいなと私は感心していますし、そういう国だからこそ「世界一幸せな国」が過言ではないと思っています。

でもそんなブータンにも最近は不穏な空気が流れているようです。

観光政策の成功によってブータンはバブル景気のような様相を呈し、民間の銀行が2行でき、首都ティンプーの郊外にはブータン初のエスカレーターを完備したショッピングモールができたそうです(ちなみにエレベーターはすでにあります)。

そして、車の交通量は大幅に増えたり、昔はなかった土地に関する揉め事もでてきたりしているそうです。

ブータンは国際的にみても珍しい首都に信号のない国です。以前、一度は設置したらしいのですが、国情にそぐわないということで警官による手信号に戻しました。

経済発展のソフトランディングもなかなかうまくいかないようです。

でもブータンは本当に国が本気で「幸福度世界一の国」を目指しています。口先だけで自分の利権に固執するどこかの国とは大違いです。今後も注意深くブータンを見ていき、できれば早く、また彼の地を訪れたいと思います。


真面目な話だったのでこっからはお気楽なブータン写真ギャラリーにします(笑)


大人気の国王様の写真をバックに記念写真

宿泊したUma Paroの玄関にて。民族衣装ゴは足下のおしゃれも大事と聞いていたので邪道かもしれませんが派手な登山用のタイツを合わせてみました(笑)

首都ティンプーのメモリアルチョルテン

この寺院のまわりを時計回りに歩いてお祈りします。老いも若きも歩きます。きっちりメイクしたブータンギャル?も普通に歩いてます。半日ぐらいずっと歩いている人も普通にいるそうです。


国王様が結婚式をあげたプナカ・ゾンの境内。中庭には大きな菩提樹があります。


ブータンの聖地「タクツァン僧院」

HISのツアーには「特別な許可が必要な内部も見学します」と書いてありましたが私は普通に入りましたよ(個人手配でしたが)。私はガイドさんに恵まれて、彼は私が多少無理を言っても「シンパクナイデス」と言って、係員的な人と何やら話すとたいていは「OKです」と言って対応してくれた。やっぱりブータンもまだまだ最終的には人なんだなって感じです。

ただParoの国立博物館に入場する時、私があまりにもブータン人に間違われるので、受付と警備の人(本物の警察?軍人)にチケットをブータン人2枚でお願いするといういたずらをしたら、最初は通れたんだけど後でめちゃくちゃ怒られたらしい(笑)


パロ・ゾン

ゾンとは日本でいう県庁と寺院が一体となったような施設で、ここは国際空港のあるパロのゾン。ちょうど昼時で休憩になった?お坊さんが寺院から出てきたとこ。


日本では決して行くことのできないところに行きたかったのです@チェリラ峠
最終的には4,000m付近までは行ったはずです。


チェリラ峠の山頂付近で先祖の供養に来てた一家。

松を燃やしてガンガン煙を出すのが供養になるらしく、急遽うちのガイドもドライバーもお手伝い。私も見様見まねで手伝っていると一家が供養のお菓子をくれました。こういう現地の方との交流がブータン旅行の楽しみのひとつだと思います。


同じくチェリラ峠にてガイド・ドライバー・私の3人で雪合戦!

5ドルを賭けて、道路脇のポールに雪玉を当てるというゲームをやる。手が冷たいし、誰も当たらない(苦笑)下山後、Uma Paroでブータン式ダーツに競技を変えて賭け再開。一位はドライバー(ソナム)さんでした。

本当に楽しい旅で、特にガイドのカルゲさんとは友だちになり、今もけっこうメールでやりとりします。来年、日本に来る予定だそうで、案内する約束です。私も今度ブータンに行く時はフレンドビザ的なものを用意してくれるとのことでした。

研究的にも海外はやっぱりヨーロッパ関係が好きで、アジアはプライベート初でした。でも今ではすっかりブータンが大好きです。いま何もかも忘れて一週間どっか行っていいって言われたら6:4でブータンです!意外にきわどい(笑)ちなみに4はやっぱロンドン。

でも現実的には2泊3日で香港・マカオだな(苦笑)
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