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博物館経営の研究者のBlog.
研究を中心に趣味や日常などについても紹介していきます.

ドラゴンクエスト展&メタボリズムの未来都市展@六本木
正直そんなにやった覚えはないのですが、やはり私たち世代にとってドラクエは特別ですよね。というわけで行ってきましたよ、ドラクエ展!


生誕25周年ドラゴンクエスト展@森アーツセンターギャラリー
ゴーレムがあらわれた! →足下にメタルスライムが!?


普段はほとんど一人で行くことが多いのですが、今回は二人の学生と三人で行きました。

まず入ってすぐの「ダーマの神殿」で職業選択。

私は武道家、学生二人は僧侶(♂)と魔法使い(♀)を選択、冒険の書をもらう。

基本的にはその「冒険の書」に書かれた5つの謎を展示室を巡りながら答える、宝探し的なスタイル。小さな子どもでも大丈夫なぐらい難易度は低いけど、「あった!」といった感じでけっこう盛り上がれる。

最後の竜王を倒すところはノリが重要なところだがサプライズもあるし、演出的にはなかなか憎いところもある。なによりも進行役の人のハートの強さが勇者級だと思う(真似できん)。

ちなみにすべての謎を解いた人には「勇者の証」がもらえる。その証を手にもう一度行くと勇者割引があったり、冒険の書で「勇者」が手に入るようだ。この辺りはなかなか良い仕掛けですね♪

そして、しっかりと最新作「ドラゴンクエスト鶸」の宣伝も最後にあり、物販も飲食(ルイーダの酒場)も力いれてます。

普段ミュージアムに行かない人には内容的にも仕掛け的にも良いと思います。もちろんゲームなので学芸員の調査研究に裏打ちされたThe Museumの展示というのではないです。でもこういうスタイルもオーディエンスの裾野を広げるという意味ではグッドです♪

スライムナイトもいます!

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メタボリズムの未来都市展@森美術館

そもそも建築が好き、というのに加えてメタボリズムのメンバーはミュージアム建築の旗手でもいらっしゃる。

丹下健三:横浜美術館、菊竹清訓:江戸東京博物館、槙文彦:京都国立近代美術館、磯崎新:水戸芸術館、ハラ・ミュージアム・アーク、黒川紀章:国立新美術館などなど…

特にメタボリズムらしい博物館建築といえば、大阪の国立民俗学博物館ですね。あれ実際に新陳代謝してますから。

そして展示はというとドラクエ展の後に行ったという順番のミステイクを差し引けば、普通でしょうか。差し引かなければ「長い」です。確実に博物館疲労を起こします。

特に、建築の展示は絵画などと違って全体を掴む的な感じではなく、細部に宿る神をまじまじと模型の隅まで観たり、資料を読み込んだりするので、時間がかかるし目がショボショボするし(泣)

2007年に観た「ル・コルビュジエ展」@森美術館が良かったので、今回も期待していったんだけど再現展示的なモノは一切なかったですね。あの時は《マルセイユ・ユニテのメゾネット》や《カップ・マルタンの休暇小屋》の再現展示があってスケール感や空気感が分かってホントに面白かったんですよ。今回もそういうの期待したんですが、映像は面白かったけど、うーーん。

勉強にはなりました。


その後、散歩して建築つながりで東京ミッドタウンにTDWの関係で展示されてるエルメスと坂茂さんのインスタレーションを観る

坂さん必殺の紙管の建築ですよ。


お茶しながら学生に感想を聞いたけど、私に気を遣った面も多いにありますが(←いい子なんです ホロリ)、基本的には「面白かった」と。メタボリズム展はやはり長かったそうです。

そして、なんと二人とも小学生ぐらいぶりらしい!でも驚くこともないですね、ミュージアムに興味のない人はそれぐらいだと思います。

そして、たぶん私と一緒に行くということを除けば、お出かけの選択肢にミュージアムがあがることもなさそうです。でも別にアートに興味があるわけではない二人から揃って出た言葉は「企画展の内容次第では行ってもいいかも」でした。これはソフトの仕掛けづくりがこれからの肝じゃないかという私の考えとは真逆のサンプル。

展示以外のソフト部分の充実⇒ミュージアムに親しむ余地を生む・慣れる⇒自分の意志で来る

上記だと思ってたので地上52階の展望台もステキな森美術館に行ったのですが、企画展次第では来るとのこと。ホントか!?小学生ぶりなんだろ?でも企画展の情報を普通に目にすることがないと言っており、これは一理ある。テレビCMなんてごく一部の新聞社主催系だけだし、雑誌はそれ系のしか広告のらないもんね。

もうちょっと連れ回してみて、どうすればミュージアムに親しんでくれるか、どこがフックなのか探ってみたいとも思う。草の根運動的にミュージアムの良さを広める、伝道師的な役割もしなければ!

というわけでミュージアム行ってみたい学生、今度行こう!

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